季節変わりは釣果も変わる

9日。渓流釣りのシーズンも終盤にさしかかりました。　いつも楽しく過ごさせてもらっているお気に入りの渓も今季最終。

有終の美を飾れるのか？そうであってほしいという大きな欲求と微かな希望を持ってブナの森へ向かいます。　今回の同行者

は無糖さん。　いつもの時間にお迎えにあがりますが準備万端で外でお待ちでした。気合の入り具合が違うようです。

途中、いつものSAで合流したのはBlueberryさん親子。　今日は親子水入らずで楽しむようです。釣り場もバッティング

しないように”沢割り”しておきます。　現地に行って先行者がいなければの話なんですけどね。　こればかりはなんとも…

本流から支流への入り口から目指す入渓ポイントまで６,7台の釣り人とみられる車が停まっています。　平日とはいえ禁漁

間近の渓は駆け込み渓流釣りをしたいと思う人であふれますね。そういう自分たちもその仲間なんですけど遠方から来たから

には駆け込み需要の恩恵があってもいいのではないですかね。と勝手に思ってしまいます。　さて、肝心な釣り場の様子は？

幸いにも先行者はいないようで予定通りのルートで釣りを楽しみます。熊おどしと爆竹を鳴らし、ベアホーンで準備万端。

ここ１週間は雨もさほど降っていないのか水位は低く、遡行はしやすいです。が、魚はナーバスになっているでしょうね。

釣り開始のいつもの堰堤下右。”巻き”のさらに横のゆっくりした場所には数匹の魚がのんびりしています。　

一瞬ライズのような波紋ができたので何かを水面で捕食しているのでしょう。　これはチャンスいただきました。

今日のパイロットフライは黒っぽいパラシュート。ゆっくりしたフィーディングレーンに乗せて流すと迷いもせずパクリ。

フッキングた魚の後ろに数匹の魚影が…興味を持ったのかついてきていました。　場を荒さないように取り込み場所を移動

して無事ネットイン。　ここのアベレージサイズといったところのイワナです。　まずは釣果があってホッとします。

無糖さんは対岸のストラクチャー周りを狙っていますがなかなか水面に出てこない様子。　いつもなら迷いもせず水面を

割ってでてくるのですが…　しばらく時間をかけて粘ってみますが底に定位している魚たちは全くフライに興味を持たない

ようです。　カメラ手持ちで水中を撮影してみましたが、底にたくさんの渓魚がいるのがわかりました。

魚の気持ち、食い気も季節とタイミングなのでしょうね。シーズン終了間際に多くの釣り人に攻められているのもあるかと。

堰堤を巻いてフラットな流れ。　まだ釣果がない無糖さんが先行します。　流心手前の流れでヒット。　上がってきたのは

きれいな魚体のヤマメでした。　イワナの渓でヤマメ…複雑ですね。　その後は尺サイズが足元から走ったとか？

魚はいるようですが自慢のフライには興味はないようです。2つ目の堰堤でも状況変わらずノーヒット。厳しい…

久しぶりに自己記録ポイントの堰堤を狙ってみますが、流れるフライに向かってフワっと上がってきたもののくわえず。

砂利で埋まりつつある川底を見ると毎年のように一級ポイントは変わっていくんだぁなと感じます。　ここまできて

2人ともまだ１匹というなんとも寂しい釣果です。　一旦車に戻り上流でやっているであろうBlueberryさん親子の様子

を見に行ってみることにします。　　姿は見えませんがここは川伝いに戻ってくる区間なので後追いしていけば会えます。

テンカラ師の後追いですからよっぽど活性がいい時か、竿抜けポイントを探すかしか釣果は見込めそうにないですけどね。

思った通り魚は出てきません。　唯一堰堤脇の巻きの中から見に来た１匹だけは確認できました。　

ここでBlueberryさん親子と合流。釣果はやはり厳しい状況だそうでこれで納竿するようです。　自分たちは渓を変えて

小さい支流へ移動してみることにしました。　短い区間の悪あがきですが水位も低く厳しい状況は変わらないでしょう。

短時間勝負。　できるだけ水深のあるポイントへフライを流します。　いつも釣果のあるポイントは無糖さんに譲り、

自分は適当に…　と、流れに乗せたフライに反応。　合わせるとフッキングできました。小さいイワナ追加です。

無糖さんはキーホルダーサイズを釣ってそれっきり。　最終ポイントの滝でも魚からのコンタクトはありませんでした。

シーズン最終。前日、前々日と大いに攻められている渓。　水も少なめで暑い日が続いて低活性。　そんな季節です。

ここへはまた来年来ることにして本日は納竿しましょう。　無糖さんお疲れさまでした。またお付き合いくださいね。

Blueberryさんも来シーズンはハイシーズンで大盛り上がりしましょう。