20日。先週に続きハルゼミの鳴く渓に行ってきました。4年ぶりに同行してくれたのは同業でルアーマンのO村君。
今回はちょっとデンジャラスな入退渓を強いる渓へチャレンジです。 ここは昨年240gffさんと入った渓ですが、
その時はかなりのデインジャーゾーンを降下と上昇体験してしまいました。 その経験もありちょっぴりトラウマ
な渓であったのですが意を決してチャレンジしてみました。 まずは途中の立木までなんとか。 そこからがかなり
の急こう配で持参したロープの出番です。 ロープなんて使うようなところは昨年の経験も回避したつもりだった
のですが、それよりも距離が短いということでしたので。。。 ロープを立木にくくりつけようと思っていたら、
なんとO村君は「行ってみます」と言って降下開始してしまいました。 えぇっ? 行くの? と思った途端に
ドスどす…ズズズー って滑り落ちてしまいます。 もうこっちは焦りまくりで声掛けしてみたところ無事の声。
推測3~4Mくらいのではないかと。幸いにもかすり傷で済んだようです。ほッ。。。 今度は自分の番です。
しっかりとロープを設置してゆっくり下降できました。 斜面を降りきり目的の渓へと降り立てました。一安心。
釣りしながら後でわかったことですが、下降中のO村君のネットに石が入っています。 これがちょうどいい具合
にネットを安定するように入れていたのかと思っていたのですが、そんなことはなく滑った時にどうやら入って
しまったようです。 後ろから見ていてなんだか不思議な感覚でした。下降中の写真を見ると入ってますね。(笑)
さて、今回はリールも忘れずに持ってきたので準備万端です。 ロッドにリール、ラインとフライをセットして
釣り開始です。 まずは同行のO村君の釣ってもらわないといけません。自分は後ろからしばらくついていくだけ
なのですが、O村君には静かなプレッシャーを与えてしまっていたようです。 ルアーには反応してくるものも
あるのですがなかなかフッキングまで至らず焦ります。 仕方なく(?)岸寄りのヨレにフライを浮かべてみると
あら、釣れました。 ここでは小ぶりなサイズですが贅沢言ってられませんね。 瀬が繰り返す流れは浅く、
少し渇水気味で魚もついていません。 大場所では魚影も確認できますが水面には浮いてこない様子です。
こんなときはルアーが強いのでしょうかね。 小さめのポイントでO村君が綺麗なアマゴをキャッチ。今日初釣果。
そこからしばらくはルアーにのみ(?)チェイスがあるくらいでなかなか釣果に結び付きません。
滝を巻いてしばらくいったところでイイ感じのポイント発見しますがフライにあ相変わらず無反応です。
昼食タイムと思い昼食準備をしていたらO村君がイワナをキャッチ。 そこ、さっきフライ流したけど…
ちょっぴり雲行きが怪しくなってきました。 ずいぶん遡行してきていて疲労もたまってきた感じ。
あそこの角まで行って終わろうか。 という同意を得て釣り進みますがフライには一向に…
釣り欲の限りない低下を元に自分は釣行を断念。O村君ラストの落ち込みへルアーを投入すると、
ロッドがしなり大物の予感。 いやぁあがってきたのは尺超えのイワナでした。 お見事!
満足のO村君に対してなんだか消化不良気味な自分ですがこれも自然との遊びです。 こんな時もありますね。
来た道を戻ること1時間ちょっと。 川を下るのは結構厳しいことなんですよね。 ヘロヘロです。
入渓地点へなんとか到着しますがもう一仕事。 登らなければ帰れませんから装備と気持ちを整えてイザ。
ロープを掴んでいけば安心して登れました。 ロープ使用はあまり気乗りがしませんがあれば安全に入退渓
できるのでイザという時はあって安心です。 今回は忘れ物もせずコケず無事釣行を終えました。
もう少しやれたら、釣れたら・・・なんて思いもありますが、安全第一で楽しい釣りが一番ですから。
O村君お付き合いありがとうございました。