7月の終わり。高3になって長男を連れて源流へ足を踏み入れてきました。
渓流でイワナを釣ったことのない長男は釣るのが楽しみなようです。
林道に入ったとたんサルがお出迎えしてくれ、山鳥(メス)も何羽かお出迎えです。
自然の中に人間が入っていきます。行きなれてきたところですが危険はいっぱいですから慎重に慎重に・・・
準備し始めには大き目のアブがお出迎え…これも自然ですね。
さて、釣り場へ降り立ってイザ釣り開始。渇水気味かと思いきや水量はかなりいい感じで期待してしまいます。
釣りなれない長男はキャスティングで苦労しているようで、どうしてもフライラインで水面を叩いてしまうようです。
が、それ以上に魚が見えず開始早々に焦りがよぎります。
と、先行していた長男のところで向かおうとした一瞬、足元が不安定になり前のめりでコケてしまいます。
まぁいつものことなんですが、ふと見るとなんと!ロッドティップにあるはずのガイドがありません。
よ~く見ると5㎝くらいのところでポッキリ…折れていました。。。長年付き合ってくれた愛用のロッドが…(泣)
一応予備ロッドを持ってきてあり、幸いにも(?)道へすぐ上がれる付近でしたので、1人藪漕ぎして車まで交換しに行きます。 もちろんこの往復で汗だく、足もすでにパンパン…
気を取り直して釣り再開しますが長男には2回ほど反応があったらしく期待してしまいますが、飛んでいる虫はトンボばかりでこの季節はやはりテレストリアルなんだなぁと再確認です。と、なるとそれっぽいフライをチョイスしてみます。 が。いっこうに反応が無くイライラ感が増幅…慣れないロッドも手伝ってかキャストも乱れて悪循環です。
「長男に1匹を」と、すべて先行させて一級ポイントを狙わせますが…ライズを見つけフィーディングレーンに流しますが無反応といった始末。自分のフライには一度だけ反応しましたが、なんとフライ横2㎝くらいのところで食わず。
フライが合ってないのでしょうかね?まぁ、その前に魚ッ気がないのでなんともいえませんけどね。
大岩の手前でちょっとキャスティングが難しいポイント。息子にその大岩の上流のやりやすいところを譲り、自分はその手前のポイントを探ってみます。ぐるっと回った先は大岩で見えないので、手前のポイントを叩いたあとに大岩の上流側へ回り込みます。すると、長男のネットにイワナがキャッチされているじゃないですか。いやぁ~掛ける瞬間を見たかったんですがねぇ。サイズはともかく渓流フライフィッシングでの初イワナですから本人はニンマリ。いやぁ~よかった。
今回は赤トンボが乱舞する渓。1月ごとに違う景色で迎えてくれます。メイフライのハッチだったらなぁ~と思ったりもしますが季節の流れに虫も魚も対応しているということですね。人間もそれに合わせないと…帰りの林道では再び山鳥。木の枝かと思ったヘビ。そしてお約束のサルが見送ってくれて帰路についた2人でした。